ヘアスタイルにおける黄金比率の検証。横顔ver.

ブログやSNSでも人気があったこのスナップ。

来客されるお客様からもかわいい!との声がありました!

ありがとうございます🙇‍♂️

僕自身が見返しても違和感なく自然に見える且つ、たくさんのかわいいとの声をいただいたので、

改めてなぜ可愛く見えるのかを理論的に証明してみようと思い、僕が最近気になっている黄金比に習って検証して見ました!

黄金比とは近似値 1:1.618の安定的で人間が見て本能的に美しいとされる比率のことです。

検証 測定から

 

まず、今回はシンプルに髪の毛と肌の見え方での割合を図っていくので、頭頂部から首の出ているところまでと、後頭部のウエイトポイントと顔の先端までを囲み、長さを計測します。

するとこの画像の場合、約縦17cm、横13.5cmでした。

検証1 縦の黄金比率

まずは縦の17cmから検証します。

17cmを1:1.618に割り振ると約6.5cm:10.5cmになります。(6.5×1.618=10.517)

なのでこの画像の6.5cm:10.5cmのところにラインを引くと以下のようになります。

 

僕がカットする時に作ったバックのウエイトライン、サイドのアウトラインのほぼ真上を通る線になりました。

検証2 横の黄金比率

次に横13.5cmの検証です。

13.5cmを1:1.618に割り当てると、約5.2cm:8.4cmになります(5.2×1.618=8.4136)

なのでこの画像の5.2cm:8.4cmのところにラインを引くと以下のようになります。

今度は前からの毛流れと、後ろからの毛流れのぶつかるポイント(丁度もみあげ辺り)を通るラインができました。

それらが交差する点

合わせるとこんな感じでになります!

この交差する点はパッと見た時に一番最初に注目してしまうポイントになるのではないでしょうか?

写真撮影の構図でも、黄金比と同じように使われる三分割法でも交差するポイントが重要だと言われていますので

 

結果

ショートヘアにおいて

縦の黄金比率の場合

トップの高さと、お客様の首(肌の見え具合)のバランスを見ながら黄金比率のライン状にウエイトライン・アウトラインを作っていく事の重要性。

横の黄金比率の場合

前髪の構成・肌の見え方と後頭部のボリュームのバランスを見ながら黄金比率上にポイントを作ることの重要性。が良いヘアスタイルを作る上での一つの鍵になるのだと思います。

交差するポイントについて

スタイルを見て、まず一番に注目されるポイントだと思います。

だとすると、このお客様が横から誰かに見られる時に注目される部分でもあるので、ここのポイントのカットが適当だったり、質感が重すぎたり軽すぎたり 、動きが不自然だと、全体のスタイルもなんだか悪く見えてしまうのでしょう。

まとめ

自然界でもこの比率と関係性が強いフィボナッチ数列のものが植物などに多く見受けられるとされています。

自然界で見慣れているものだからこそ、ヘアスタイルでも黄金比率で作られるスタイルは馴染みやすく素敵になるのではないでしょうか。

 

今回はショートヘアの横顔でしたが、前からみた時の黄金比率や、ボブやロングヘアの場合など色々なポイントがあるはずです。

もっと研究してその結果も載せていきたいと思います!

 


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